北海道住みでエアコン買ったけど、冬どうしよう。。
初めてエアコンを買いました。
今年は異常な暑さが続く猛暑だったので、我慢できずにエアコンを買いました。
「北海道だからエアコンいらない」ってずっと思っていましたが、地球の気温は上がる一方です。
北海道でもエアコンが必要だと考えを改め、購入に至りました。
さて、雪国でエアコンを設置するとなると、悩みの種となるのが、室外機の雪対策です。
北海道札幌に住んでいて、冬になれば大雪となります。
散歩しながら周りの住宅では、どんな室外機カバーを設置したり、雪対策をしているのかなと拝見しましたが、ほとんどが鉄板で出来た既製品のカバーをつけていました。
「屋根はついているけど、横風吹いたらファン部分に思いっきり雪が入るじゃないか!」と思いながら見ていました。
「既製品じゃ室外機は守れないな・・・作るか。。」
既製品だと3万円以上はするし、サイズが合うかどうかも分からない。雪からしっかり守れるかも分からない。やっぱり作るしかないですね。
ということで、トップ写真のとおり作ってみました。
どんな感じで作ったらいいんだろう?という方は参考にしてみてください。
まずはどんなものを作りたいか
今回DIYするにあたって、いくつかの点に気を付けて作りました。
- 高さのある室外機の台を使っている。
- 室外機の後ろに壁との隙間があり、ホースやダクトがあるため、背面を密閉することはできない。
- 夏になったら太陽光を遮断して使いたい。冬は雪から守りたい。
- 夏場の使用を考え、熱がこもらないように密閉しすぎない。
- 雨が降っても腐食しないようにしたい。
- 屋根から落ちてくるかもしれない硬い雪や氷から室外機を守りたい
ホームセンターに売っている既製品のカバーだと、ほとんどが低い位置に設置した室外機用になっています。我が家の室外機は高床式(?)になっているので、既製品では対応できません。
探せば売っているのかもしれないですが、ぱっと見では見つかりませんでした。
エアコン設置業者に雪対策を聞いてみたところ、「コンパネで簡単に作れますよ!」と言われ、じゃあ自分で作ってみようと思っていましたが、コンパネじゃ私の思うような物が作れないなと思い1×4材と垂木を使って作ることにしました。
上のリストに書いた点を考慮してDIYしました。
骨組み・枠組みから作成
まずは枠を作っていきます。
枠には垂木を使いました。
45mm×30mmの太さです。
(実はこの写真は、梁の位置、ネジ打つ高さを間違えたので、あとから修正して一段高くしています。ホースがぶつかっている!)
天板と側面を1×4で作成
垂木で枠組みを作ったら、次は1×4材で天板と側面の板を作っていきます。
合板などで作ってもいいと思います。私はまっすぐに切れる自信が無かったので、1×4材を使いました。あと、家の壁に付いているダクトの干渉を避けるためにも1×4材を使いました。この先の写真を見ていただければ分かると思います。
このように木材をずらせば、ダクトに干渉せずに設置できると考えて1×4材を採用しました。
ダクトのサイズに合わせて板をジグソーで切るのが面倒だったという理由で、このようにしています。
あとは、1×4材の幅も大体ダクトと同じ幅だったので「これでいいや!」という感じです。
向かって右側は横向きで隙間なく板を張っていきました。左側は縦に、隙間を開けて張りました。
理由は、室外機の放熱フィンの位置が左側から背面にかけてあるので熱がこもらないように隙間を開けました。
右側は室外機からホースが出ているので、守るために隙間なく板を張りました。
雨や雪から守るためにもウレタンニスを使いました。
前面部分の作成
今回のDIYで一番悩んだ部分が前面です。
斜めのルーバーをつけて夏でもそのまま使えるようにしようか、
冬を考えてがっつり防御するか迷いました。
結果としてルーバー作成は面倒だったので、がっつり防御作戦で行きました。
ルーバーとは、この商品の前面部分のようになっているものを言います。
風向きを変えたり、雨の侵入を防いだりします。
雪や吹雪からしっかりと室外機を守って、なおかつ前面部分が取り外し可能なものがいいなと色々考えていました。
L字の金具を取り付け、板を上からスライドさせてはめていく方法です。
これであれば冬は雪まみれになることもなく、夏になったら板を外してエアコンを使えるというスグレモノです。
使った金具はこんな感じのL字金具です。
完成後の調子
今のところ風で倒れることもなく、雨に打たれてボロボロになることもなく、問題なく使用できています。
もう外気温は低くなっているので、暖房機能をたまに使っていますが、室外機カバーの前面はつけっぱなしで使用しています。
外が寒いので熱がこもるという問題もなく、異音などもせずにエアコンを使えています。
今気づきましたが、下から野鳥が入って巣を作る可能性がありますね。まぁそんなに大きい隙間ではないので大丈夫だと信じています。
この記事が、雪国対応の室外機カバーを自作・DIYしようと考えている方の参考になればいいなと思います。
追記
ひと冬超えてのカバーの状況ですが、全く問題ありませんでした。
壊れることもなく、倒れることもなく、腐ることもなく、
今後も使用可能な状態でした。
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