放っておくと危険!【疥癬症(かいせん)セキセイインコの病気・治療経過】くちばしがカサカサしているセキセイインコ

「飼っているインコのくちばしが、白くてカサカサしている。」
「顔かゆそうにしているなぁ。」

と思ったら、注意してください!

ポーちゃん

そのインコ、「疥癬症(かいせんしょう)」かもしれません!

疥癬症(かいせんしょう)

うちのポーちゃん(セキセイインコ)のくちばしと鼻が、
カサブタのようにカサカサしている部分が出現し始めました。

最初は何とも思っていなかったのですが、
だんだんとカサカサが広がっていき、それとともに顔を掻いたり、こすったりしていることが多くなってきました。

「もしかしてダニか!?」
と思い、動物病院に連れて行って診てもらったところ、

ポーちゃん
先生

「疥癬です。ダニがいます。」

という診断結果でした。

カサカサ部分をちょっと削ったものを顕微鏡で見てみると、
ちっちゃいダニが見えました。
ホラーですね。

ということで、インコはダニにやられることもあります。
結構インコの病気ではメジャーだと思います。

早めに気付いてあげれば、症状がひどくなる前に治すことができます。

感染経路

考えられる感染経路としては、

「ペットショップで飼われていた頃に、そこにダニがいて寄生したんじゃないか。」

ということです。

最初のうちは、目に見える症状が出てこないので、分からないと思います。
インコが成長するにしたがって時が経ち、ダニが繁殖していくと、
カサカサした部分が出現しはじめて発覚するといった流れです。

一度、ダニの仕業だと分かったら、
インコのかごの中を徹底的にお掃除しなくちゃなりません。

お掃除

インコのかごの中に、

  • ブランコ
  • エサ入れ
  • 水入れ
  • 渡り木
  • カトルボーン(下に商品リンクあります。)
  • ペンちゃん(おもちゃ)(下に商品リンクあります。)

などなど、いろんなものが入ってたり付いていたりすると思いますが、
これらすべてにダニがいるものと見なして、煮沸消毒を行いましょう。

熱々の熱湯にグッズを入れて、ダニを死滅させましょう!

目に見えないダニを退治するためには、どこにでもダニはいると考え、
できるものはすべて煮沸消毒した方がいいです。

ちなみに、「カトルボーン」と「ペンちゃん」というものはこれです。

治療法

治療法ですが、インコに注射します。
痛々しいですが、耐えられないことはないです。

ポーちゃんは注射された後は、おとなしかったです。
おすましポーちゃんでした。
もちろん注射するために掴まれた時は騒いでいました。

これでダニの成虫には効きます。
成虫に効くだけで、卵には効きません。
なので、根治(完全なる勝利)はしないと思いますが、
ダニの減少、患部の症状、経過を診つつということになります。

ポーちゃんは一回目に病院に行った時に注射を打ち、
二回目の経過観察で、とりあえず通院終了しました。

終了したのちに、カサカサ症状が再現した場合は、
また病院に行くことになりますが、今のところありません。

初めの1週間で、次第にくちばしのカサカサが減っていき、
1か月経ったころには、くちばしはキレイに元通りになりました!

早めの受診

早めの受診をオススメします。
かわいいインコを一刻も早くダニから解放してあげてください。

そして、受診しないで大丈夫だろうと思って放っておくと、
くちばしだけではなく、顔や目の周り、全身にダニが湧いて、
可哀そうなことになります!

「インコ 疥癬症」で調べれば、
その症状が出ているインコの画像が見れると思います。
病院連れて行くのめんどくさいなぁと思う人は見てみてください。
すぐに連れて行かなきゃ!って思ってくれるはずです!

放っておくと怖い病気なので、絶対に受診しましょう!

放置!ダメ、ゼッタイ!

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